天龍木材株式会社

北米材

針葉樹については、スプルース、米ヒバ、ピーラー、WRC、ツガ、モミ、SPF材等、全樹種を取り揃えております。広葉樹については、B.C.州、北米東海岸からホワイトバーチ、メープル、チェリー、ウォルナット、アッシュ、オークなどをテーブル天板向けを中心に取り扱っています。当社は、長い歴史の中で培った経験と知識を活かし、地道にサプライヤーとの信頼関係を築きながらグローバル展開しており、高品質な丸太、カスタムカット、米材製品を得意としています。近年、グループ会社の天龍カナダとのネットワークを活かし、北米からアジア各国へ輸出、日本に最終製品を輸入する三国間貿易も行っています。木材の買付けから検品・サイズ等の打ち合わせ・船積み確認・配送手配等、アレンジも是非、おまかせください。

イエローシダー（米ヒバ）: ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。独特の芳香が漂います。日本のヒノキ同様、木の質にこだわるお客様から高い評価を得ており、内装用材、神社・仏閣等歴史的木造建築物、土台、デッキ、壁用パネルなどに幅広く使用されています。
辺材は白色で、心材は淡い黄色で年輪は細かく、木肌が柔らかい木材です。

シトカスプルース: マツ科トウヒ属の常緑針葉樹。樹高は60ｍにも達し、針葉樹の中でもひときわ巨木として知られています。軽くしなやかで木の表面もソフトな上、見た目も美しく、建築用から、内装材用、建具、集成材の芯材、楽器材と幅広い用途に使用されています。全体的に白色から淡い黄褐色をしています。

ウェスタンレッドシダー（米杉）: ヒノキ科クロベ（ネズコ）属の常緑針葉樹。耐久性・耐水性に優れており、屋外で使用する木材として最適なもののひとつです。デッキ材、フェンス、外壁材、内装材、屋外家具、構造材として使用されています。
辺材は白色で、心材は赤褐色と黄褐色が入り混じっており独特の味わいがあります。

ダグラスファー（米マツ）: マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹。木質の密度が高く、針葉樹材としては重硬です。一般住宅用の平角、梁、内装家具、化粧用材、床、ドア枠、窓枠、階段、テラスなどとしても使用されています。辺材は白色、心材は橙赤色から赤褐色です。
日本では年輪幅が狭く大径の良木をピーラとも呼びます。

ヘムロック（米ツガ）: マツ科ツガ属の常緑針葉樹。日本住宅の主力構造材として使用されています。土台、大引き、柱、桁、母屋、根太、筋交いなどの在来工法用構造部材や、クリア材、押入れ用部材、造作用材に使用されています。
辺材は白く、心材は白味を帯びた淡黄褐色、木目は明瞭で加工が容易です。

バルサム（米モミ）: マツ科モミ属の常緑針葉樹。加工、乾燥は容易で、接着性が高く、一般建築用材、木箱、木枠、塔婆、蒲鉾板などに使用されています。
辺材と心材の境は不明瞭で全体的に白色から淡い黄白色です。

ホワイトバーチ: カバノキ科シラカンバ属の落葉広葉樹。木肌は緻密で表面の仕上がりは美しく加工はかなり容易で、塗装の付着性も良く艶出し加工に適します。粘り、曲げ性能に優れていますが、耐水性は低く、虫害を受けやすいのでエクステリア材としては不向きです。家具材、キャビネット、内装パネル材、フローリング、ドア、玩具などに使用されています。
辺材は白色で、心材は淡い紅褐色からクリーム色となり、2色が交じり合ったいわゆる「源平」が好まれることもあります。

メープル: カエデ科カエデ属の落葉広葉樹。材質は重硬、肌目は緻密でステインや艶出し加工で美しく仕上がり、接着性も良いのが特徴です。家具材、床材、楽器材、建築材などに使用され、また、衝撃性に強いことからボウリングのレーンやピン、野球のバットなどにも使用されています。
辺材は淡い灰白色、心材は灰色を帯びた黄褐色です。

チェリー: バラ科サクラ属の落葉広葉樹。木質はやや軽軟で加工は容易です。木肌は緻密で、表面の仕上がりの美しさから家具材、キャビネット、パネル材、ドア、楽器、モールディング材などに使用されます。
心材は耐久性がありますが、辺材は虫害に弱い樹種です。かなり速く乾燥し、収縮率はやや高くなります。
辺材は紅褐色で時間が経つと飴色に変わり味わいが出てきます。

ウォルナット: クルミ科クルミ属の落葉広葉樹。木質はやや重硬で狂いが少ない特徴を持ちます。やや粗い木肌ですが、ペンキやステインによくなじみ、艶出し加工で美しく仕上がります。また、釘やネジの保持力や接着性にも優れています。木目が美しいため、ドア材、造作材、フローリング材、内装パネル材、楽器材などに使用されています。
辺材は乳白色、心材は紫を帯びた褐色で深い高級感があります。

アッシュ: モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。適度に堅く、耐久性に富み、加工性も良く、釘やネジの保持力や接着性にも優れています。乾燥はしやすく、スチーム曲げにも適しています。ステインや艶出し加工で美しく仕上がります。家具用材、建築用材、ドア材、合板材、運動器具などに使用されています。
辺材は白色、心材は灰褐色で褐色の年輪が浮き上がります。

オーク: ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。材は重硬で強靭です。耐久性がある反面、乾燥や切削などの加工はやや困難で、釘打ちは穴あけ加工が必要になる場合があります。家具材、床材、建築材、造作材、船舶材、枕木、ウイスキーやぶどう酒の樽材などに使用されています。
ホワイトオークとレッドオークがあり、北米広葉樹の代表選手です。

欧州材・ロシア材

シベリアのタイガ（グレートフォレスト）は、世界の針葉樹林の半分以上と言われています。木材の主な産地は、極東と東シベリアと呼ばれる地域です。当社では、ロシア赤松、エゾ松を主に取り扱っています。欧州材は、スプルースのような淡白の木材を、ホワイトウッドと総称し、オウシュウアカマツを、心材が赤色を帯びることからレッドウッドの名で親しまれております。両樹種とも、軽量且つ加工し易い特色があり、住宅用の羽柄材に適され、今日、日本には欠かせない木材です。当社は、厳選したメーカーからお客様へ、安定供給を目標に、日々、取り組んでおります。バンドル、梱包単位での配送が可能です。

ロシア赤松: シベリアに広く分布しているマツ科マツ属の常緑針葉樹で肌目は幅があり、加工性がよく耐水性に優れています。用途は、集成材として構造材、下地材、造作材、家具、建具材などに使用されます。

ロシアエゾ松: ロシア極東地区に多くの産地があり、日本に比較的近く配送が安定しています。下地材として軽く、しなやかで折れにくく、粘りがあるのが特徴です。用途としては、建具、パルプ、楽器等で住宅では柱や板に使用されています。

ホワイトウッド・レッドパイン: ホワイトウッドやレッドパインは、スカンジナビア半島を中心に欧州から東欧、シベリア地方に広く分布しており、やわらかな質感と自然な風合で人気が高い木材です。用途は、フローリングなどの床材、建築用材、造作材、梱包用材などがあります。

天然ムク材の節など欠点を除き、縦方向はフィンガージョイントし、幅は自然の木肌を活かせるように繊維方向に貼り合わせています。精度や加工の自由、最終加工も追求し、環境にも配慮した製品です。用途としては、カウンター、テーブル、家具、棚板、階段板、造作全般等、幅広く使用されています。

扱い樹種
南洋／メルクシパイン、ラバーウッド。
中国／本タモ、ニレ、赤松。
三国間／ラジアタ松、欧州スプルース。

スギ: 日本で一番多く植えられている木。日本の固有種で、縄文時代から利用されてきた歴史があります。日本人と共に歩んできた木と言えます。

主な使用箇所：柱、母屋、天井板、床板、造作、樹皮は屋根葺き材

ヒノキ: 国内の針葉樹の中で最も良い木材とされています。耐久性に優れるだけでなく、特有の芳香や、表面を仕上げた場合の光沢など優れた性質を持っています。

主な使用箇所：柱、土台、天井板、造作、樹皮は屋根葺き材

カラマツ: 国内唯一の落葉針葉樹として有名。秋の黄葉が美しい。「やに」をうまく処理する加工技術や狂いを防ぐ集成材の技術により、近年大型木造建築にも使われ始めています。

主な使用箇所：梁、土台、杭

ヒバ: 別名、アスナロ（明日桧）。独特の強い香りを持ち、腐食に対して非常に強いとされ建築では雨水に晒される箇所や土台など利用します。香りの正体はヒノキチオール。ヒバにはヒノキチオールがヒノキの10倍も含まれています。

主な使用箇所：土台、軒回り、ぬれ縁

ケヤキ: ケヤキ並木、という言葉がある通り街路樹として親しまれている木。耐久性が高く、古くから神社や和太鼓、お神輿、和たんすなどに使用されています。

主な使用箇所：寺社建築、和家具、太鼓

クリ: 食用になる実がなじみ深いクリ。木材としての歴史も古く縄文時代から建材として利用されていたという説もあります。

主な使用箇所：土台、家具、造作、内装材

ご提案できること

カナダを中心に北米は木材の質、量ともに世界的にも注目されている地域です。その中でも当社は高品質の木材を数多く扱ってきました。建築材として使用する際の選定はご相談ください。木材に関するプロが豊富な経験から最適なアドバイスをいたします。ニーズに合せて原木からカスタムカット、S4S、KD等の加工まで対応いたします。出荷に関しては、コンテナを利用した小ロットから大ロットの船便の手配も対応可能です。

木の特徴と選び方

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欧州材・ロシア材

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